トルコ手芸オヤの種類について。イーネオヤ、ボンジュク オヤ、トゥオヤ、メキッキ オヤ。
オヤとは、トルコ語で縁飾りを意味します。
イーネオヤとは
イーネとは、縫い針の意味で、イーネ(縫い針)オヤ(縁飾り)。つまり、縫い針で編まれた縁飾りを意味します。
トルコ手芸オヤの中で、最も古くから存在するレース編みの手法です。立体の花と色彩を特徴とし、世界でも大変珍しいレース編みです。
高度な技術を要することから、現地でも作り手が減り続け、手芸というよりも伝統手工芸として認識されています。
また、トルコ文化や作り手の思いが込められていることから、芸術としての認知も高まっています。
いち早く伝統手工芸、アートとして、欧米で認知されたキリムと同じく、近年ではイーネオヤも注目をされ始めています。
骨董のイーネ オヤには、コレクターも存在し、現在お土産物として生産されている手芸としてのオヤとは、一線を画しています。
イーネ オヤは、単なるトルコの手芸ではない、独特の世界観を持つ芸術です。
トゥオヤとは
トゥとは、かぎ針の意味で、トゥ(かぎ針)オヤ(縁飾り)。つまり、かぎ針で編まれた縁飾りを意味します。
ボンジュクオヤとは
ボンジュクとは、ビーズの意味で、ボンジュク(ビーズ)オヤ(縁飾り)。つまり、ビーズを使った縁飾りを意味します。
メキッキオヤとは
メキッキとは、梭(ひ)/シャトルの意味で、メキッキ(シャトル)オヤ(縁飾り)。つまり、タティングの手法で編まれた縁飾りを意味します。
フィルケテオヤとは
フィルケテとは、ヘアピンの意味で、フィルケテ(ヘアピン)オヤ(縁飾り)。つまり、ヘアピンレースの手法で編まれた縁飾りを意味します。
上記以外にも、コザ(繭)オヤ、クマッシュ(布)オヤ、シガラ(タバコ)オヤなど、数多くあります。